Mapboxはこの度、高解像度衛星画像の業界リーダーであるMaxar社から1億3500万km²(地球の表面積とほぼ同じ広さ)の衛星画像データの提供を受けたことをお知らせいたします。
Mapboxではプロダクトで使用可能な衛星画像をこの高解像度画像に置き換え、お客様へより優れたプロダクトのご利用体験を提供いたします。
今回更新された衛星画像データは、Maxar社が保有する最先端の地球観測衛星から撮影されたものです。世界最高レベルかつ高品質なデータを扱える点で、Mapboxは「最新の状態にアップデートされた世界」を地図を通して皆様にお届けいたします。
この最新の衛星画像データを拡張したのが、フランス全土を毎日網羅するのに十分な画像を収集可能なMaxar社の「WorldView-3」衛星です。Maxar社の衛星画像ベースマップである「VividBasic」は50cm四方単位のネイティブ解像度で提供されており、とてもバランスの取れたデータです。これにより、最新で詳細かつ鮮明な地球の衛星画像を利用することができます。491891967
また、Mapboxではこの度メインプロダクトである「GL JS」を大型アップデートした「GL JS v2」を提供開始いたしました。
アップデートされたメインプロダクトと今回の衛星画像データの更新により、より洗練されたインタラクティブな地図をお楽しみ頂けると確信しております。
加えて、今回のアップデートではズームレベルのz19、z20などでデータが引き続きマップに表示されるよう、スムーズなオーバーズームが可能です。 滑走路のマーキングや車両、コンテナの数量を目視で確認できるのはもちろん、建設中の建物の内部を確認することが出来ます。 最新かつ最高品質の画像データであることを活かして、車や自転車を利用する際のナビゲーション時にも快適にご活用頂けます。
上記の画像は、新たに提供を開始した「GL JS v2」のWeb SDKと組み合わせて、Webやモバイル向けのカスタムマップを作成する際のキャンバスです。 Mapbox Tiling Service(MTS)を追加すると、大量のデータセット処理してカスタムベクタータイルセットを生成し、データ変更に応じてマップを継続的に更新することが可能です。MTSを利用することで、一般的な単一サーバーで処理するよりも遥かに高速での分散並列処理によるデータ作成と更新が可能です。
上記において解説してきました今回のMaxar社からの最新衛星画像データの提供ですが、過去のアップデートと比較しても、Maoboxをご利用下さるお客様にとって類がないほど魅力的なアップデートとなっております(下記にこれまでの衛星画像データ更新に関する記事を掲載いたします)。
● 820万km²の高解像度衛星画像の更新(2017年7月14日)
● 300万km2の超高解像度画像(2015年10月27日)
Mapboxでは現在提供を受けたデータの処理と公開を行っており、2021年1月上旬までにすべての処理と公開を完了予定です。最新のデータにアップデートされた我々の新しい地図を、世界中の美しい画像とともにお楽しみ下さい。
以下は、今回のアップデート版と従来版を比較したサンプル画像です。最新版では新しい建物や道路などが詳細に反映されている様子が分かります。
①以前のバージョンではフラットな画像が3DGL-JSで表示
②名古屋上空
③大阪上空
④都市画像は低解像度の画像から表示:中国、泰和
⑤個々の画像ストリップは削除:インド、チェンナイ
⑥新しく建設された建物など最新情報を反映:イギリス、マンチェスター
⑦開拓された様子も衛星写真で確認可能:ブラジル、アマゾン