Mapbox Isochrone APIは、開発者にとって貴重なツールであり、様々な業界において距離や時間の問題を解決してきました。今回、depart_at機能付きのIsochroneが追加されたことで、ユーザーは先の日付の予測交通データを組み込むことができ、さらなる分析が可能になりました。
到着予定時刻の正確な予測
多くのお客様がIsochroneを計画策定に使用しているため、特定の曜日や時間帯のIsochroneを作成したいというニーズがありました。ユーザーのニーズに応えるため、典型的な交通パターンの利点を生かして、未来の時間帯のIsochroneの精度を高めるdepart_at機能を追加しました。
正確な交通データを実装
depart_at機能付きのIsochroneは、Mapboxで構築されたアプリケーションの月間アクティブユーザー7億人以上からのMapbox独自の交通データを利用しています。この多様なデータソースは、1日あたり4.8億km以上の走行データから、毎月4,000億件以上のリアルタイムな位置情報の更新を行います。また、毎日100万件以上の走行データから、観測された走行車両(Ground Truth)に対して自動的に交通データの検証を行っています。この検証を使用しながら、機械学習技術が継続的に精度を改善することで、業界をリードする精度を達成しています。depart_atのIsochroneは、過去90日間の履歴を使用して、曜日や時間帯を問わず、正確で最新の交通情報を計算します。
一気通貫のワークフロー
depart_at機能はIsochrone API呼び出しに簡単に組み込むことができます。機能を追加するためは、Mapboxアカウントに登録/ログインした後、ISO-8601フォーマットのタイムスタンプとして設定された出発時刻を、Isochroneの出発点の現地時間で追加するだけです。
例えば、現地時間の2024年3月12日15:32をdepart_at timeに設定すると、クエリに“&depart_at=2024-03-12T15:32”のように追加されます。
Isochroneは、曜日と時間帯の過去の交通量をもとに計算されます。また、出発希望時刻に基づく時間制限や条件付きアクセス制限も考慮されます。
depart_at機能付きIsochroneを試してみましょう
depart_at機能付きIsochrone APIは、こちらのパブリック・プレビューに登録するとご利用いただけます。
*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。