トヨタは、俊敏なクラウドベースのソフトウェアによって、自動車会社からモビリティ企業へと進化を続けています。トヨタモーターノースアメリカ(以下、TMNA)の次世代マルチメディア・インフォテイメント技術は、特にクラウドナビゲーションにおいて、ドライブ体験を強化します。
J.D. パワー社の2021年米国自動車初期品質調査によると、新車で最も手のかかる機能としてインフォテインメント・システムが挙げられています。これまで、車載地図は一般的に車両が生産ラインから搬出された時点で更新が止まり、時間の経過とともにナビゲーションが古く感じられるようになっていました。
MapboxはTMNA およびその関連会社と密接に協力し、顧客の期待を上回るドライブ体験を市場に提供することに成功しました。開発者がリアルタイムで車両に更新データを送ることができるため、ドライバーは常に最新のデータを利用することができます。
見た目や使い勝手をほぼ瞬時に更新できるようなシステムを開発してきました。Mapboxとの連携により、変更を迅速に行うことができるようになり、お客様のユーザーエクスペリエンスを高め続けることが可能になりました。
TMNA コネクテッドテクノロジー担当エグゼクティブ・チーフ・エンジニア兼VP, Charan Lota
新しいナビゲーションシステムはMapbox Maps SDKを使用しており、TMNAの最新世代のマルチメディアシステムを補完し、ドライバーが直感的にターンバイターン方式のナビゲーションを使えるようになっています。
TMNAのデザイナーはMapbox Studioを通じてナビゲーション体験の見た目や使い勝手を変更することができ、マップデザインのアップデートを瞬時に全車両に展開することが可能です。ユーザーエクスペリエンスに細心の注意を払い、データとデザインの更新を無線で送ることができるようになったことで、TMNAは進化したドライバーのニーズに対応したナビゲーションを提供できるようになりました。
TMNAは、2022年と2023年の一部のトヨタ車(オーディオマルチメディア)とレクサス車(レクサスインターフェイス)で、ナビゲーションの機能拡張を開始しました。最新のインフォテインメント技術を搭載した車両が増えるにつれ、ドライバーは、スマートフォンのアップデートと同様の方法で更新できる、より魅力的なナビゲーションを利用することができるようになります。