プレスリリース

Mapbox Studioに「色覚多様性シミュレーター」機能を追加

色覚多様性を持つユーザーにも利用しやすいマップを作成可能

2021-08-31

マップボックス・ジャパン合同会社は、地図デザインツール「Mapbox Studio」(注1)に「色覚多様性シミュレーター」の新機能を追加したことをお知らせします。

これにより、色覚多様性を持つユーザーへのマップの見え方を確認し、全ユーザーが利用しやすいマップを作成できるようになりました。


現在、世界人口の約4.5%が色覚多様性を持っていると言われています。

色覚多様性にはさまざまな種類があります。例えば、「1型2色覚」は緑、赤、黄色の違いを見分けることが難しく、より稀な「3型2色覚」は緑と青の違いを見分けるのが難しいです。

このような見え方の違いにより、複雑なマップの詳細を理解するのが難しい場合があります。

そこで、Mapbox Studioに「色覚多様性シミュレーター」を導入し、様々なタイプの色覚多様性を持つ方にも使いやすいマップを提供できるようにしました。

フィルターの種類

以下の8つのフィルターがMapbox Studioに用意されているため、色覚多様性を持つ方がマップを見たときにどのように見えるかをすぐに確認することができます。

  • Deuteranopia (2型2色覚)
  • Protanopia (1型2色覚)
  • Tritanopia (3型2色覚)
  • Protanomaly (1型3色覚)
  • Deuteranomaly (2型3色覚)
  • Tritanomaly (3型3色覚)
  • Achromatopsia (1色覚)
  • Achromatomaly(青色錐体1色覚)



Mapbox Studioで色覚多様性シミュレーターを使う方法

1.上部メニューバーの「Settings」をクリックします。

2.「Color blindness simulator」のドロップダウンメニューからオプションを選択します。

3.別のオプションを選択して、異なる色覚特性の場合のマップの見え方を確認します。


全ユーザーに対して利用しやすい地図を作成するために、ぜひ色覚多様性シミュレーターをご利用ください。

Luchbox Webinar(英語)でも使い方を説明しています。


注釈

(注1)Mapbox Studio:カスタムマップをデザインし、位置情報を管理するアプリケーションスイート(アプリケーションソフトの一式)です。様々なマップスタイルやレイヤーが標準提供されているため、未経験者でも簡単に一から独自のマップを作成し、ウェブやアプリで公開することができます。

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