プレスリリース

日本初「情報系」新大学―東京国際工科専門職大学の企業実習に協力

デジタル人材育成を目的に新ジャンル「デジタルマップ開発」で連携

2023-04-26

地図開発プラットフォーム「Mapbox」を提供するマップボックス・ジャパン合同会社(以下、マップボックス社)は、東京国際工科専門職大学が企業・自治体等と連携して行う実習授業「地域共創デザイン実習」に協力いたします。その一環として、デジタルマップを活用した実習プログラムの支援を、4月12日(水)より開始しました。

本実習では、学生が地図で可視化された情報から社会課題を分析し、人々の暮らしに貢献するデジタル地図の企画提案と制作を行います。この実習を通してマップボックス社は大学と共に、学生の課題発見力や解決力育成の創出を行います。デジタル人材育成の一環として、デジタルマップ開発人材の創出を促すことも目的の一つです。

近年、デジタルマップはルート案内のみならず、天気や防災情報にまで活用されており、人々の暮らしに役立つ情報サービスとして汎用性が高まっています。さらに、膨大なデータを可視化することで視認性の向上や直感的な理解に繋がることから、企業におけるマーケティングツールとしても用いられるなど、分析に最適なIT技術としても注目されています。そのため、「デジタルマップ人材」を創出することは、政府が推進しているデジタル人材育成に寄与します。

マップボックス社が提供する地図開発プラットフォーム『Mapbox』は、誰でも簡単にデジタルマップを作成でき、また、地図に載せる様々なデータをヒートマップやグラフといった形で分かりやすく表示できることを特長としています。これにより、直感的・感覚的に把握できる地図を開発することが可能なため、分析や調査にも多く活用されています。そのため、実習での活用や開発が容易で、東京国際工科専門職大学が掲げるこれからの時代のデジタル人材育成に最適なツールです。

本実習では、このような特長をもつMapboxを活用して、学生が独居高齢者への宅配サービスや災害時の避難ルートなど、人々の暮らしに貢献するデジタル地図の企画提案と制作を行います。その後、学生はより高度な開発を行う3年次・4年次での実習「ソリューション開発Ⅰ・Ⅱ」へと進みます。

マップボックス社では、これら一連の連携実習を支援していく予定です。また、学生が実習で制作したデジタルマップを、マップボックス社のサポートにより、サービス品質をブラッシュアップして事業化レベルまで実装を進めることで、その有用性を広く周知していく考えです。

■産学連携実習による「デジタルマップ開発」概要

「地域共創デザイン実習」(2年次)では、学生が社会課題の中から実習テーマを策定し、課題解決に繋がるコンテンツの企画を立案します。当該「デジタルマップ開発」は、その中の1つのテーマとして行います。

「ソリューション開発Ⅰ・Ⅱ」(3~4年次)では、企画内容をもとにデジタル地図の制作を行い、4年次には事業化可能なレベルまでサービス品質をブラッシュアップします。これにより、社会貢献に繋がるデジタルマップコンテンツの創出が期待されます。

■東京国際工科専門職大学について

日本初の「AI・IoT・ロボット」「ゲーム・CG」の 実践的な新大学として、2020年4月に開学しました。世界のICT・デジタルコンテンツ業界と連携した先進的な実践教育で、グローバルに活躍できる「デジタル人材」を輩出します。

元東京大学総長の吉川弘之学長が牽引する指導陣には、各専門分野で高い実績をあげる研究者教員に加え、IBM、パナソニック、NTT、バンダイナムコスタジオ、NHKなど名だたる企業出身の実務家教員がそろい、これからの   産業界や社会のニーズに応える高度な実践力や応用力が身につきます。

※2023年3月時点の「AI・IoT・ロボット」「ゲーム・CG」の専門職大学として
※文部科学省「令和2年度開設予定大学等一覧」より(令和元年調査)

https://www.iput.ac.jp/tokyo

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