*当報道資料は、2023年12月19日(現地時間)にMapbox Inc.が発表したプレスリリースの抄訳の一部をもとにしています。
デジタル地図・位置情報プラットフォームのリーディングカンパニーであるMapboxが提供するナビゲーションシステム開発ソリューションが、BMWグループから発表される新モデル「BMW/MINIオペレーティング・システム9」に採用されました。
新機能には、詳細な建物や動的な照明による没入感のある3Dマップ・スタイルや、充電に最適化されたルート・プランニングなどの洗練されたナビゲーション機能が含まれます。Mapboxが提供する高度な地図スタイリングツール、3D建物データ、高性能地図レンダリングエンジンを使用することで、BMWグループは多数のソースやプロバイダーからのデータを柔軟に統合し、継続的かつ頻繁に更新を公開することが可能となりました。
本システムは、BMWX1と新型MINIファミリーに搭載され、今後BMW 2シリーズアクティブツアラーやBMW X2などの他モデルへの搭載が予定されています。
携帯電話のナビアプリは、リアルタイムな道路、交通情報にとって新たな標準となっていますが、Mapboxのテクノロジーにより車両とナビゲーションを直接統合することで、特に電気自動車にとってはさらに一歩進んだものとなります。MINIもBMWも、航続距離予測やEVに最適化されたルーティングなど、EVのニーズに合わせて開発された「Mapbox for EV」を採用。BMWとMINIのナビゲーション体験に統合されたEVルートは、車両の特性、道路データ、充電ステーションのデータを考慮し、ドライバーがより安全で効率的、かつパーソナライズされた旅行を計画できるよう支援します。
Mapboxのサービスは、BMWグループのクラウドシステムとも統合されており、BMWは提携先の充電ステーションや認定されているサービスセンターなど、ドライバーに関連するコンテンツを表示することが可能です。
車両がネットワークに接続されているときに最新のデータを使用できる一方、車両は予測的に地図データをダウンロードするため、ドライバーは通信エリア外でもシームレスにナビゲーションを使い続けることができます。
BMWは、広々とした曲面ディスプレイをドライバーにとって最適な位置に配置しており、また、MINIは、ダッシュボードの中心に円形スクリーンが配置されているなど、特徴的なディスプレイでユーザーを魅了しています。
Mapboxの適応性に優れた高性能マップ・レンダリング技術は、最適な表示解像度を選択し、あらゆる画面レイアウトや地図表現によりユーザーの視認性を向上させます。さらに、「Mapbox Navigation SDK」により、センターディスプレイ、インフォメーションクラスター、ヘッドアップディスプレイに地図とルートを複数リンクで表示させることが可能です。
■BMWグループ SVPステファン・デュラヒ氏のコメント
BMWの顧客は、ブランドの卓越した基準に見合うナビゲーション体験を期待しています。BMWの象徴的なデザインにシームレスに溶け込み、EVドライブトレインやオーディオなどの車載システムと統合しながら、スマートフォンの正確さと新鮮さに匹敵する体験を望んでいます。Mapboxは、この2つの目的を達成するための理想的なテクノロジーを提供してくれます。
■BMWグループ ビジネス・ライン・マイ・ジャーニー担当バイス・プレジデント ミヒャエル・ヴュルテンベルガー氏のコメント
新型MINIのデジタル・エクスペリエンスは、ドライバーが車両をパーソナライズできるエクスペリエンス・モードが中心となっており、アンビエントライト、サウンド、そしてMapboxのユニークな柔軟性により、ナビゲーションも変化します。
■Mapbox CEOピーター・シロタのコメント
Mapboxのビジョンは、各ブランドの独自性を反映した卓越したナビゲーション体験をお客様に提供することです。我々のテクノロジーは、ナビゲーション・システムを継続的に最新情報へアップデートさせることで強化されるため、発売後もイノベーションの最前線であり続けることを保証します。