プレスリリース

マップボックス・ジャパン 乗り合いタクシーの最適経路算出に採用

(株)電脳交通の配車システムにMapbox APIを提供。2月15日(木)よりNavigation機能を搭載した乗務員用車載端末始動

2024-02-22

デジタル地図・位置情報プラットフォームのリーディングカンパニーであるマップボックス・ジャパン合同会社(本社:東京都港区、以下、マップボックス社)は、同社のナビゲーションに関連する主要プロダクトを株式会社電脳交通(本社:徳島県徳島市、以下、電脳交通)の乗り合いタクシー配車システムに提供し、2月15日(木)より運用されています。

マップボックス社では、デジタル地図描画のためのMapsや検索機能のSearchのプロダクトに加え、Navigationプロダクトにおいてもルート生成や経路案内に有益な個別機能を多数提供しています。今回は複数地点間の所要時間と 配車順序を最適化したルートを生成するOptimization APIをメインに、複数の出発・到着地点間の距離と到着予定時刻を可視化するMatrix API、特定時間内で到着できる範囲を計算して地図上に色付けして示すIsochrone APIの3つの機能をカスタマイズして提供しました。これにより、管理者による最適なタクシー乗合ルートの生成や、車両の配車が従前よりはるかに効率化し、到着予測時刻の高い精度と、コスト削減に寄与します。

マップボックス社は今後も乗り合いタクシーにおける課題解決を独自の地図とナビゲーション技術でサポートしていきます。

電脳交通はタクシーの配車システムを開発・提供する企業で、同社開発のナビ機能を持つ乗務員用車載端末(電脳タブレット)は現在全国47都道府県のタクシー事業者さまに導入いただいています。今回、乗り合いタクシー用の最適経路算出にマップボックス社のAPIを採用しました。

 ■電脳交通佐竹恭祐様 コメント

私たちは、通常のタクシー配車と乗り合いタクシー配車を一つのシステムで管理できる機能を開発しました。

これまでは、オペレーターが手動でどの予約を乗り合わせるかを考えていましたが、時間を要する作業であり、その精度もオペレーターの経験に大きく依存していました。この課題を解決するために、私たちはMapboxのOptimization APIを活用しました。このAPIのシンプルな使用方法と公開されている充実したドキュメントのおかげで、迅速かつコスト効率良く開発を進めることが可能となりました。

配車プロセスでは、MapboxのIsochrone APIも使用しています。これにより、指定された時間や距離内でお客様の場所に迅速に到着できる乗務員を効率的に検索することができるようになりました。

Mapboxに予約の組み合わせという複雑なタスクを委ねることで、私たちは他の開発領域に集中することができました。      

■Mapboxについて

Mapboxはあらゆる場所で人、荷物、車両のナビゲーションを可能にするAPI/SDKを企業に提供する、地図と位置情報のリーディングプラットフォームです。導入のしやすさ、拡張性の高さ、UI/UXを最大化する豊かな表現力といった特長から、400万人以上の開発者やFortune 500社の40%など、国内外で多くの企業がMapboxのデータ、SDK、APIを利用しています。 

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