2021年、MapboxはGL JS v2で画像と地形を組み合わせたリアルな地図を実現しました。 1年以上前に発表し、直後に過去最大の画像更新を行い、素晴らしい3Dビジュアライゼーションの舞台にもなりました。2021年に行われたアップデートを振り返る前に、スペインとルクセンブルクの新しい航空写真を発表します。
ルクセンブルクの画像はCadastre and Topography Administrationから、スペインの画像はInstituto Geográfico Nacionalから提供されたものです。
2021年に行ったその他の画像改良のハイライトは、以下をご覧ください。
米国の50cm衛星画像を更新した「Coast to Coast」
2020年末に行ったグローバルアップデートの仕上げとして、この追加を行いました。全米に一貫した最新の50cm画像を追加することで、メイン州からカリフォルニア州(およびアラスカ州とハワイ州)の皆様は、これまで以上にコンテキストとビジュアルを備えたアプリを作成できるようになりました。
米国の新しい航空画像
1月末に、米国本土の2018-2019年版NAIP航空写真を含むレイヤーをリリースしました。この画像は3年周期で収集され、米国48州を完全にカバーしています。この画像をご利用になりたいお客様は、mapbox.naipタイルセットをご自身の地図に追加してください。
シームレスな3D地形を実現
より良い3D体験を提供するため、Cloudless Atlas Landsat画像の代わりに50cm画像を使用しました。MaxarのVivid製品の解像度をダウンサンプリングし、低解像度のMODIS画像と合わせることで、画像ソース間の移行をスムーズにすることができました。
▲富士山の中解像度画像から高解像度画像へのシームレスな遷移
オランダ、スイスの新画像
夏の初めには、オランダ全土をカバーする25cm画像と、スイスをカバーする10cm画像を追加しました。この追加を皮切りに、2021年にヨーロッパ9カ国でアップデートが行われました。
フランスとポルトガルの新しい航空写真
IGNフランスから素晴らしい画像が公開されれ、2020年に開始したフランスのカバレッジを完成させることができました。同様に、ポルトガルのSNIGは国全体のカバレッジを提供してくれ、Mapboxでは8月から利用可能となりました。
ドイツとオーストリアの新しい航空写真
9月には、ドイツの6州とオーストリアの3地域をカバーする画像を追加しました。すべての画像は20cmで収集され、2021年6月に更新されたばかりのエリアが含まれています。
イスラエルとパレスチナの50cm画像を更新
10月には、イスラエル上空の高解像度画像を初めて地図に追加しました。昨年まで、米国企業はこの地域の2メートル以上の解像度の画像を提供することを制限されていました。法律が変更になった後、パートナーであるMaxar社と協力し、最新の50cmの画像を提供することにしました。
地形更新によるリアルな3D体験
グローバル地形レイヤーを更新することで、標高データの上に画像が重なり、よりリアルな3D体験ができるようになりました。特に山岳地帯では、画像と陰影起伏アプリケーションの両方でより詳細な情報を提供できるようになりました。
2022年以降も、需要の高い地域に高解像度の最新画像を追加し、ラスターサービス機能を拡充して、新しいサービスやよりリアルな地球観を提供していきます。
*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。