この度Data VisualizationコンポーネントがMapbox 3Dマップとシームレスに統合され、すべてのユーザーがMapbox Studio上で利用できるようになりました。3D Terrain(3D地形表示)とデータ・ビジュアライゼーションを組み合わせることで、お持ちのデータから新たなインサイトを得ることができます。例えば、嵐がどのように地形の上を横切って移動しているのかを理解したり、次に大雨が降る場所を予測したり、今後のハイキングや往復の距離を計画したり、都市部の大気の質や気候の変化を近くの地形と比較して理解したりすることができます。他にも洪水リスクデータを3D Terrainによって可視化することで、特定の地域における将来的な洪水リスクを理解し、計画を立てることもできます。
1. データ・ビジュアライゼーション、さらに簡単になりました
Data Visualizationコンポーネントでは、スマート提案とシンプルな操作性により、カスタムデータでのビジュアライゼーションがこれまで以上に簡単になりました。ユーザーがカスタムデータをアップロードすると、コンポーネントはタイルセット内の主要なジオメトリに基づいて最適な可視化タイプを推奨します。このコンポーネントでは、データの値に応じて次の4つの可視化タイプから選択することができます。色の塗り分けや濃度によって表現する「Choropleth」、円の大きさや色で表現する「Data-driven circles」、線の太さや色で表現する「Data-drive lines」、3Dオブジェクトの高さと色で表現する「3D extrusions」です。
またData Visualizationコンポーネントでは、選択したデータに基づいたマップのスタイリングが自動的に提案されます。可視化タイプを選択すると、スマート・スタイリング・アルゴリズムが自動でデータフィールドを選択し、3つの等間隔(最小/中央値/最大)の値でスケールを作成します。ユーザーはこれを元に、スケールの分割方法、ストップの位置、データ要素の入れ替え、カラーパレットなどを微調整することができます。Data Visualizationコンポーネントの詳細な使用方法については、チュートリアル(英語)をご覧ください。
2. データを最適に可視化するカラーパレット
Data Visualizationコンポーネントでは、3つのカテゴリーに分類されたカラーパレットを提供しています。①値の増加や傾向から連続的に色が変化するカラーパレット、②2極間の変化と中央値を表すカラーパレット、③テーマカラーの使い分けにより共通項をまとめるカラーパレットです。すべてのカラーパレットは、色覚異常者のアクセシビリティをクリアしています。
カラーパレットは、可視化するストップ数に合わせて自動調整されるため、ユーザーがデータ要素の変更を行う際に配色を変更する必要がありません。もちろん、必要に応じて配色をさらにカスタマイズすることもできます。カラーパレットはラベルやその他のマップ要素にも拡張でき、各要素に合わせて色を調整・対比させることで、マップに最適でユニークな外観を与えることができます。
早速使ってみましょう
Data Visualizationコンポーネントは、すべてのMapbox Studioユーザーが利用いただけます。また、2月4日に開催されたウェビナーでは、シニアマップデザイナーのKelsey Taylor氏と、ソフトウェアエンジニアのIsabelle Lavandero氏と一緒に、Mapbox StudioでData Visualizationコンポーネントを作成する方法や、データ・ビジュアライゼーションを改善する方法を学ぶことができます。
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