4月8日の皆既日食はご覧になりましたか?本記事では、Mapbox Movement Dataから皆さんの移動に関する知見を共有します。
Mapbox Movementは、ファーストパーティの遠隔測定データに基づいて構築された、モバイルデバイスの活動に関するグローバルな匿名のデータセットであり、7億人を超える月間アクティブユーザーによって提供されています。
Mapboxはニューヨーク・タイムズ紙に日食の前週と日食中のMapbox Movementデータを提供し、日食が移動パターンにどのような影響を与えたかを分析しました。ニューヨーク・タイムズの素晴らしい分析により、日食経路内での移動活動が劇的に増加したことが明らかになりました。また、Mapboxのチームは日食当日の活動データを調べ、過去4回の月曜日の平均活動量と比較しました。その結果、日食の経路上の地域が25%以上も活動増加したことが地図上で示されました。これは、Mapboxがこのデータを作成してきた4年間で観測された米国内の現地での活動におけるおそらく最大の1日の変化です。
▲時間ごとの活動マップ(参考:NASAのScientific Visualization Studioによって提供された地図)
全米のいくつかの場所では、日食を見ようと人々が押し寄せたため、あるいは日食観賞の目的地への行き帰りにそこを通過したため、活動が非常に急増しました。例えば、ミズーリ州の一部では、通常の月曜日の活動量の約1.5倍、バーモント州エセックス郡では、通常の月曜日の平均活動量の約4倍の活動が見られました。
天候も一役買ったようです。日食の数日前、予報ではテキサス州とカンザス州南部は雨を伴う雲に覆われ、ミズーリ州、インディアナポリス、セントルイス、ニューイングランドの一部は観望に最適なスポットになると予想されていました。これらはそれぞれ、Mapboxの地図で比較的動きが少ない地域と多い地域と一致しています。
興味深いことに、地上の活動の大部分は、実際には日食の前後に起こりました。日食の経路では、日食ピークの1時間に最も低い活動値が見られました。結局のところ、日食はおそらく当日とその前後の数日間、地域経済にとって純利益をもたらしました。火曜日の活動マップでは、日食の進路ははっきり見えるものの、動きはそれほど大きくなく、日食を見に行った人の一部が翌日までに帰途についたことを示唆しています。
MapboxはMovement Dataに関するイノベーションを続けており、より広範なカバー範囲、より強化されたプライバシー、高い一貫性を提供するデータセットの最新バージョンをリリースしたばかりです。MapboxのMovement dataがあなたのチームにどのように役立つかご興味のある方は、無料サンプルをダウンロードするか、お問い合わせください。
*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。