スポーツウォッチなどを提供するフィンランド発の精密機器メーカー「Suunto(スント)」は、昨年2020年に同社初のプレミアムスマートウォッチであるSuunto 7を発表しました。Suunto 7はGoogleのWearOSを搭載したスマートウォッチですが、MapboxのMaps SDK for Androidを活用することで、特にオフライン環境下でのアウトドア・アクティビティでも高機能でUXの高い地図を提供するための、革新的な機能を備えています。
本記事では、Suunto 7のMapboxを使った機能のうち、特に注目すべき機能をいくつかご紹介します。
ヒートマップで最適な道を見つける
Suunto 7を腕に装着して最初に驚くのは、ウォッチフェイスです。ユーザーの位置情報や70種類以上のスポーツに合わせてカスタマイズされた見事なヒートマップでは、他のユーザーたちに最も人気なアクティビティのルートが可視化されます。ランニングやハイキング、サイクリングに最適な道を発見するのにとても役立つ機能です。
シームレスなオフラインマップ体験
Suunto 7は、周辺エリアのオフラインマップを自動的にダウンロードし、インターネットに接続できない場所に行っても、ルート表示マップの美しい表示や、表示速度、豊富なディテールをシームレスに維持します。表示されるデータには、地形の等高線や経路、その他アクティビティに特化した詳細情報が含まれます。これらのデータが自動的にダウンロードされることで、次のアクティビティの前に準備することが一つ減ります。
アクティビティに応じたマップのスタイル
Suunto 7では、70種類以上のエクササイズモードと、アクティビティに応じて切り替わる4つのマップスタイルを用意しています。スノーボードやクロスカントリースキーをする際、Suunto 7では自動的にトレイルを表示する冬用のマップスタイルが表示され、山の奥地でオフラインになっても状況に応じた方向感覚を保つことができます。またバイクでツーリングをする際には、近くのバイク用トレイルやアウトドアの名所をハイライト表示するアウトドア用のカスタムマップスタイルが表示されます。
スマートウォッチであるSuunto 7の他にも、Suuntoが提供しているスマホアプリではアクティビティを計画・記録したり、アクティビティログを友人や家族と共有したり、Stravaと直接同期したりすることができます。
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*本記事はMapbox Inc. Blogの翻訳記事です