こんにちは。地図開発プラットフォームを提供しているMapbox Japan 広報担当の山家です。
この記事では、弊社の自慢のノベルティ「マップメモ」がどのように作られているのかをご紹介します。
マップメモとは
マップメモは、Mapbox Japanが一般財団法人 日本地図センター様に依頼して毎年制作しているメモ帳のノベルティです。このマップメモ、差し上げた方には大変好評で、「使い切ったからもう一冊ください!」とおかわりをリクエストされることもある大人気のノベルティなのですが、その理由はなんと言っても書き心地です!
実は、マップメモは「廃図」を再利用して作られているため、紙がとても上質です。紙の裏側には地形図が印刷されており、地図専用用紙の丈夫さが実感できるようになっています。
廃棄となった地形図を廃図といいます。国土地理院が刊行している地形図は、新刊が刊行されるとそれまで販売していた地形図は販売できなくなってしまうため、廃図が生まれます。地形図としては役目を終えた廃図ではあるものの、その紙質はとても丈夫で破れにくいため、弊社のようにメモ帳などとして再利用されるほか、最近では美しい図柄を生かした「地図扇子」などにも利用されているそうです。
マップメモに使われている地形図はランダムなので、メモ帳ごとに使われる元の地形図が変わってきます。下図は世界遺産・熊野古道で有名な和歌山県上富田町の地形図ですね。どこの地図なのか、眺めてみるのも楽しいですよ!
マップメモを見つけたきっかけ
弊社高田が最高経営責任者CEOに就任してすぐの2020年11月頃、高田と一緒に日本橋にある地図専門店「ぶよお堂」様を訪れました。
ぶよお堂様には紙地図はもちろん、マグカップやトートバッグをはじめとした種類豊富な地図関連グッズが置いてあります。(この時、高田が地図グッズを爆買いしたのは言うまでもありません!)
そんな中、ぶよお堂様のレジ横に置かれたマップメモがが私たちの目にとまりました。「表紙をMapboxオリジナルに変更して制作できないか?」という高田のアイディアの元、ぶよお堂様から日本地図センター様の連絡先をいただいたところから、Mapbox版のマップメモの制作が始まりました!
マップメモは地図専門店「ぶよお堂」様、日本地図センター様でも購入可能です。
これまでのデザイン
最後に、これまでMapbox Japanで制作したマップメモのデザインをご紹介します。
2020年:虎柄
Mapbox Japanのオフィスは虎ノ門に位置しているため、「虎」をトレードマークとして作成しました。虎の中にはオフィスを中心とした地図が描かれています。もちろん、Mapbox Studioを使ってデザインしたものです!
2021年:自転車柄
「道があるから地図がある。そんな道に恩返しがしたい」という想いから、自転車やマラソンなどのロードスポーツイベントを応援する意気込みを込めて、自転車のデザインにしました。
2022年:シンプルロゴ柄
より使いやすくするため、これまでのB6サイズからA5サイズに変更し、表紙もシンプルなデザインで制作しました。QRコードを読み取ると、このブログに飛べるようになっており、制作背景を知ることができます。
以上、マップメモの誕生秘話でした。
地形図を再利用したメモ帳ならではの上質な書き心地を楽しんで、たくさん使ってくださいね!
まだお持ちではない方は、ぜひお気軽にお問合せください。
山家