この度、位置情報活用の可能性をさらに広げる2つの強力な新機能「Distance & Duration」と「Isochrones」を発表できることを嬉しく思います。
Mapbox Snowflake Native Appを発表して以来、位置情報の価値を証明するお客様の活用事例が急増しています。バケーションで過ごす部屋の推奨から病院の小児科治療の改善支援まで、位置情報はハイテク産業だけにとどまりません。例えば、ある企業は車椅子や特殊車両を追跡し、場所や個々のニーズに基づいて利用者に最適な交通手段の選択肢を提供しており、データを活用し、手頃な価格で障害者の自立を促進するソリューションを提案しています。
企業やデータサイエンティストの専門知識は様々であることを理解しているため、プラットフォームをシンプルに設計しました。ユーザーはデータを選択し、使い慣れたSQLステートメントを使用して地理空間分析を実行し、Mapbox GeocodingとBoundariesを活用することができます。これにより、大規模なコーディングが不要になり、誰もが貴重なリソースを節約できます。
機能1:Distance & Durationで旅行に対する理解を深める
新しいDistance & Duration時間機能は、2地点間の距離と所要時間の両方を計算することができ、現実の距離と道路の交通状況を考慮することができます。トヨタ、GM、Rivian、BMWなどの大手自動車会社やロジスティクスの顧客と協力することで、Mapboxは現在および過去の交通状況を深く理解しています。正確な移動時間と距離計算のために現実世界の要因を取り入れることで、直線距離の計算を強化することができます。
Distance & Durationでできることは以下の通りです。
- 精度の向上:Distance & Durationは、道路ネットワーク、平均交通量、潜在的な障害物を考慮し、より現実的な時間を提供します。
- 顧客ターゲティング:店舗チェーンがターゲットを絞ったお得な情報を送る際、Distance & Durationは、顧客が各店舗にどのくらい近いかを計算し、最も近い顧客にプロモーションを送ることを可能にします。
- コスト分析:ルート選択のコスト影響を評価します。計画された、または過去の移動における燃料消費の影響を考慮します。
- 環境に配慮した計画:さまざまなルート候補に関連するCO2排出量を計算することで、持続可能な選択を行い、カーボンフットプリントをより正確に測定することができます。
機能2:Isochronesの新たな可能性
Isochronesは、ある場所から指定された時間内に到達可能な地点の境界を計算するためのツールです。交通手段(徒歩、自転車、車)と平均的な交通量が考慮されています。
Isochronesでできることは以下の通りです。
- 戦略的立地選定:主要顧客層の移動時間やサプライチェーンの効率性を考慮し、新しい小売店舗や倉庫の理想的な立地を特定します。
- 競合分析:既存立地から特定の移動距離内にある企業をピンポイントで特定することで、競合立地に関する貴重な知見を得ることができます。
ロケーション・インテリジェンスの未来
距離、時間、Isochronesを理解することで、企業はロジスティクスと戦略的計画の最適化、顧客体験の向上、効率の改善、データ主導の意思決定を行うことができます。MapboxがSnowflakeに地理分析をもたらすデモ(英語)をご覧ください。
Mapbox Snowflake Native Appを使ってみる
既存のMapbox Snowflake Native Appをご利用のお客様は、本日より新機能をご利用いただけます。Mapbox Snowflake Native Applicationを初めてご利用になるお客様は無料トライアルを開始するか、ご質問がある場合はsnowflake@mapbox.com までお問い合わせください。
*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。