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活用事例

Flexportのカーボンニュートラルな輸送への道|Built with Mapbox

Mapbox SearchとDirections APIを用いた炭素排出量計算機

2022
02
03

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グローバルな海運プラットフォームであり、貨物輸送会社であるFlexport.comの関連団体であるFlexport.orgによる炭素排出量計算機は、出荷データから炭素排出量を簡単に計算できるようにし、世界中の企業がサプライチェーンをよりサステナブルにするための支援を行っています。Flexportのサービスを利用しているかどうかにかかわらず、誰でも無料の計算機を使用して、出荷時のCO2排出量をリアルタイムで追跡・分析することができます。

Flexportの排出量計算機はSmart Freight Centreの認定を受けており、排出量を計算するための包括的な手法であるGlobal Logistics Emissions Council (GLEC) の枠組みに準拠していることが確認されています。


▲Flexportのダッシュボードの炭素排出量の分析機能


海運業を国に例えるなら、世界第6位の温室効果ガス排出国に該当します。企業のCO2を削減・相殺したい企業にとって、海運は最も重要な排出源の一つです。しかし、複雑なサプライチェーンやデータソースにアクセスしにくいなどの理由から、分析が困難です。

陸路での移動距離は重要な要素ですが、出荷データで一貫して追跡されているわけではありません。そこでFlexportのチームは、Mapbox SearchとDirections APIを使用しました。

「トラック輸送のCO2排出量をできるだけ正確に推定するために、私たちは Mapbox API を利用して移動距離を計算しています。 発着地の住所をジオコード化し、Directions API に照会して、その 2 点間のルートを探します。」-キャサリン・ヘゲシ氏(Flexport.org プログラムマネージャー)

単純な2点間の直線距離を計算すると、排出量を大幅に過小評価することになってしまいます。そこで、Directions APIを使い、現実的なルートの距離・排出量を計算するのです。


▲Flexport.orgの排出量計算機API


スマートな削減を実現するために

貨物の移動中にどこでCO2が発生したのか、明らかにすることは最初の一歩に過ぎません。Flexportの使命は、すべての企業がデータを利用して、出荷時のCO2排出量を削減するための行動を起こせるようにすることです。

Flexportの計算機を使えば、コストやスピードを最適化するのと同じように、排出量を最適化するのも自然なことだと感じられます。荷送人は、航空輸送を海上輸送に切り替えた場合の排出量への影響を調べたり、輸送を集約して輸送頻度を減らしたり、コンテナ梱包を改善して1回の輸送でより多くの製品を輸送できるように工夫することができます。

また、FlexportはGoodShippingと提携し、持続可能なバイオ燃料を使用する船舶を利用した輸送オプションも提供しています。さらに、Carbonfund.orgとのパートナーシップにより、削減できない排出量のカーボンオフセットを簡単に購入することができます。Flexportの長年の顧客であるCotopaxiのような企業にとって、オフセットはアマゾンの森林破壊を防ぐと同時に、ビジネスに不可欠な輸送活動を中立化する手段でもあるのです。

▲冒険用品を扱うCotopaxiは、Flexportのツールを使ってカーボンフットプリントの測定とオフセットを行っている

炭素をコントロールする

Flexportのオフセットプログラムに参加する企業の数は倍増しています。より多くの企業が炭素に対する責任を果たそうと、参加企業数は増え続けています。

すべてのFlexportユーザーは、Flexportアプリ内で、個々の貨物のカーボンフットプリントや集計レベルでの排出量計算をすることができます。Flexport以外のユーザーやFlexportが管理していない貨物については、APIを介して炭素計算機にアクセスすることが可能です。

環境および人道支援に関するパートナーシップの詳細については、carbon@flexport.com にお問い合わせいただくか、flexport.org をご覧ください。


環境や社会に影響を与えるために地図や位置情報を利用したい場合は、お問い合わせください。


*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。

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